セメント瓦屋根の劣化症状とメンテナンス
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引き続き外壁塗装ブログをお読みいただき、より良い外壁塗装・屋根リフォーム工事にして頂きたいです(^^♪
本日は「セメント瓦屋根の劣化症状とメンテナンス」について、わかりやすく解説します!
セメント瓦とは、セメントと砂を主成分として成形・着色された屋根材の一種です。
見た目は伝統的な和瓦(粘土瓦)に似ていますが、和瓦と異なり、塗装をしないと防水性を維持できなくなるので
メンテナンスが必須となる屋根材です。
セメント瓦の需要の推移と現状
セメント瓦の日本国内での需要は、かつては非常に高かったものの、現在では年々減少傾向にあります。
以下、その背景と現状を説明します。
▶ 1970〜1990年代:需要のピーク
高度経済成長と住宅建設ブームにより、セメント瓦はコストパフォーマンスが良く、デザイン性も高いことから大いに普及。
当時の和洋折衷住宅にマッチし、全国的に多く採用されました。
▶ 2000年代以降:需要の減少
近年は、以下の理由でセメント瓦の採用が減少しています
1. 軽量屋根材(ガルバリウム鋼板など)への移行
耐震性を重視した住宅設計が主流となり、軽量で地震に強い金属屋根が人気に。
セメント瓦は重く、住宅の耐震診断でも「屋根の軽量化が望ましい」とされる傾向。
2. メンテナンスの手間とコスト
セメント瓦は定期的な塗装が必要なため、メンテナンス費用がかさむ。
一方、陶器瓦や金属屋根材は塗装の頻度が少なくて済むため人気。
3. 製造メーカーの撤退・廃盤
需要減少により、多くのセメント瓦製品が廃盤になり、補修用の瓦が入手困難に。
そのため、リフォームや修理時に「葺き替え」や「カバー工法」に切り替えるケースが増加。
以下のブログでは、葺き替えとカバー工法の違いについてまとめていますので、こちらも参考にしてください。
現在の位置づけ
用途・採用場面 | 備考 |
---|---|
リフォーム市場 | 既存のセメント瓦の補修や塗装で残っているケースが多い |
新築住宅 | 採用はごく少数。主に意匠性を重視した住宅で選ばれることがある |
一部公共施設・寺社仏閣 | 見た目を重視する場面では使われることもある |
セメント瓦の特徴(メリット)
1. 形状が安定しやすく施工しやすい
工場で均一な品質に成形されており、施工精度が高い。
和風・洋風を問わずデザインのバリエーションが豊富。
2. 価格が比較的安価
陶器瓦より安く、コストパフォーマンスが高い。
瓦の中では中価格帯。
3. 遮音性・断熱性が高い
厚みがあるため、雨音の軽減や屋根断熱に有利。
4. 耐火性が高い
無機質素材(セメント+砂)で構成されているため、燃えない。
セメント瓦の注意点(デメリット)
1. 塗装メンテナンスが必須
陶器瓦と異なり、表面の塗膜が防水性を担っている。
約10〜15年ごとに塗装しないと劣化が進行しやすい。
2. 水を吸いやすい(吸水性あり)
塗膜が劣化すると水を吸い、苔や藻が生えやすくなる。
吸水→乾燥→ひび割れの繰り返しで劣化が加速。
3. 重い(陶器瓦と同程度)
スレート屋根(薄型)に比べて重く、耐震性に不利な面がある。
建物の構造がしっかりしていないと負担になる場合も。
4. 廃盤製品が多い
1990〜2000年代に多く使用されたが、現在は製造中止の製品も多く、補修時に同じ瓦が手に入らない場合もある。
項目 | 評価・内容 |
---|---|
耐久性 | 中〜高(30〜40年)※塗装メンテナンス前提 |
メンテナンス性 | 定期的な塗装が必要(10〜15年ごと) |
重量 | 重い(陶器瓦と同等) |
コスト | 陶器瓦より安く、スレートよりやや高い |
デザイン性 | 和洋どちらにも対応可能 |
セメント瓦の劣化症状
セメント瓦は、セメントと砂を主成分とする厚みのある屋根材で、和瓦に似た形状をしていますが、
陶器瓦とは異なり塗装による防水性が命です。よって塗膜の劣化=防水性の低下につながります。
1. 色あせ(塗膜の劣化)
表面の塗装が紫外線や雨風で劣化し、色が薄くなってくる。
美観が損なわれるだけでなく、防水機能も低下。
2. 苔・カビ・藻の発生
表面の塗膜が弱くなると、瓦が水を吸収しやすくなり、湿気の多い場所で苔や藻が繁殖。
3. ひび割れ・欠け
瓦が割れることで雨水の浸入リスクが上がる。
小さなヒビでも凍結による膨張で広がる可能性あり。
4. 反り・浮き
長年の熱伸縮や水分吸収によって、瓦の端部が反って浮き上がることがある。
台風時の飛散リスクにもつながる。
5. ズレ・脱落
地震・強風・経年によって瓦がずれる、もしくは落下することがある。
セメント瓦のメンテナンス方法
メンテナンス方法 | 内容 | 目安時期 |
---|---|---|
高圧洗浄 | 表面の苔・汚れを除去 | 5〜10年ごと |
塗装(再塗装) | 防水性・美観を回復。下塗り・中塗り・上塗りが基本 | 約10〜15年ごと |
瓦の差し替え | 割れや欠けた瓦を新しいものに交換 | 劣化箇所発見時 |
棟の補修 | 棟瓦のズレ・崩れなどを補修 | 築15〜20年ごろ |
葺き替え | セメント瓦を撤去し、新しい屋根材に交換 | 築30〜40年目安 |
カバー工法(重ね葺き) | 条件によっては可能。ただし瓦は重量があるため適さない場合も多い | 状況による |
💡 まとめ
セメント瓦は塗装メンテナンスが必要ですが、陶器瓦とは違い、塗装しないと防水性を維持できません。
築20年を超えてくると、「再塗装で延命するか」「葺き替えるか」の判断が必要になります。
足場が必要な工事が多いため、外壁塗装と一緒に行うとコストを抑えることができます。
弊社ロードリバースでは、詳細な現地調査を行い、見積り項目もできる限り細分化し、
お客様にわかりやすく写真などを使いお伝えしています。
わからないこと、不安に思うこと、質問など、お気軽にお問合せ、ご相談ください。
外壁塗装は建物の美観や耐久性を左右する重要な工事です。
適切な塗料を選ぶことで、仕上がりの品質が大きく変わります。
ロードリバースでは、詳細な現地調査を行い、お客様にわかりやすくご説明いたします。
塗料の種類についての理解を深めるお手伝いができれば幸いです。
※ご相談・見積依頼は無料ですのでお気軽にお電話ください。
また、ショールームへご来店が難しいお客様には、
送迎も可能ですし、メールやお電話、FAXでも対応可能ですので
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