
2025年05月01日 更新
セメント瓦屋根の劣化症状とメンテナンス
皆様、こんにちは ✨ 河内長野市・富田林市の外壁塗装・屋根リフォーム専門店ロードリバースの外壁塗装ブログをお読みいただき、 誠にありがとうございます! 私たちは、河内長野市を中心に、高品質の外壁塗装・屋根リフォーム工事をご提供しています! 引き続き外壁塗装ブログをお読みいただき、より良い外壁塗装・屋根リフォーム工事にして頂きたいです(^^♪ 本日は「セメント瓦屋根の劣化症状とメンテナンス」について、わかりやすく解説します! セメント瓦とは、セメントと砂を主成分として成形・着色された屋根材の一種です。 見た目は伝統的な和瓦(粘土瓦)に似ていますが、和瓦と異なり、塗装をしないと防水性を維持できなくなるので メンテナンスが必須となる屋根材です。 セメント瓦の需要の推移と現状 セメント瓦の日本国内での需要は、かつては非常に高かったものの、現在では年々減少傾向にあります。 以下、その背景と現状を説明します。 ▶ 1970〜1990年代:需要のピーク 高度経済成長と住宅建設ブームにより、セメント瓦はコストパフォーマンスが良く、デザイン性も高いことから大いに普及。 当時の和洋折衷住宅にマッチし、全国的に多く採用されました。 ▶ 2000年代以降:需要の減少 近年は、以下の理由でセメント瓦の採用が減少しています 1. 軽量屋根材(ガルバリウム鋼板など)への移行 耐震性を重視した住宅設計が主流となり、軽量で地震に強い金属屋根が人気に。 セメント瓦は重く、住宅の耐震診断でも「屋根の軽量化が望ましい」とされる傾向。 2. メンテナンスの手間とコスト セメント瓦は定期的な塗装が必要なため、メンテナンス費用がかさむ。 一方、陶器瓦や金属屋根材は塗装の頻度が少なくて済むため人気。 3. 製造メーカーの撤退・廃盤 需要減少により、多くのセメント瓦製品が廃盤になり、補修用の瓦が入手困難に。 そのため、リフォームや修理時に「葺き替え」や「カバー工法」に切り替えるケースが増加。 以下のブログでは、葺き替えとカバー工法の違いについてまとめていますので、こちらも参考にしてください。 屋根葺き替え・カバー工法の違いとは? 現在の位置づけ 用途・採用場面 備考 リフォーム市場 既存のセメント瓦の補修や塗装で残っているケースが多い 新築住宅 採用はごく少数。主に意匠性を重視した住宅で選ばれることがある 一部公共施設・寺社仏閣 見た目を重視する場面では使われることもある セメント瓦の特徴(メリット) 1. 形状が安定しやすく施工しやすい 工場で均一な品質に成形されており、施工精度が高い。 和風・洋風を問わずデザインのバリエーションが豊富。 2. 価格が比較的安価 陶器瓦より安く、コストパフォーマンスが高い。 瓦の中では中価格帯。 3. 遮音性・断熱性が高い 厚みがあるため、雨音の軽減や屋根断熱に有利。 4. 耐火性が高い 無機質素材(セメント+砂)で構成されているため、燃えない。 セメント瓦の注意点(デメリット) 1. 塗装メンテナンスが必須 陶器瓦と異なり、表面の塗膜が防水性を担っている。 約10〜15年ごとに塗装しないと劣化が進行しやすい。 2. 水を吸いやすい(吸水性あり) 塗膜が劣化すると水を吸い、苔や藻が生えやすくなる。 吸水→乾燥→ひび割れの繰り返しで劣化が加速。 3. 重い(陶器瓦と同程度) スレート屋根(薄型)に比べて重く、耐震性に不利な面がある。 建物の構造がしっかりしていないと負担になる場合も。 4. 廃盤製品が多い 1990〜2000年代に多く使用されたが、現在は製造中止の製品も多く、補修時に同じ瓦が手に入らない場合もある。 項目 評価・内容 耐久性 中〜高(30〜40年)※塗装メンテナンス前提 メンテナンス性 定期的な塗装が必要(10〜15年ごと) 重量 重い(陶器瓦と同等) コスト 陶器瓦より安く、スレートよりやや高い デザイン性 和洋どちらにも対応可能 セメント瓦の劣化症状 セメント瓦は、セメントと砂を主成分とする厚みのある屋根材で、和瓦に似た形状をしていますが、 陶器瓦とは異なり塗装による防水性が命です。よって塗膜の劣化=防水性の低下につながります。 1. 色あせ(塗膜の劣化) 表面の塗装が紫外線や雨風で劣化し、色が薄くなってくる。 美観が損なわれるだけでなく、防水機能も低下。 2. 苔・カビ・藻の発生 表面の塗膜が弱くなると、瓦が水を吸収しやすくなり、湿気の多い場所で苔や藻が繁殖。 3. ひび割れ・欠け 瓦が割れることで雨水の浸入リスクが上がる。 小さなヒビでも凍結による膨張で広がる可能性あり。 4. 反り・浮き 長年の熱伸縮や水分吸収によって、瓦の端部が反って浮き上がることがある。 台風時の飛散リスクにもつながる。 5. ズレ・脱落 地震・強風・経年によって瓦がずれる、もしくは落下することがある。 セメント瓦のメンテナンス方法 メンテナンス方法 内容 目安時期 高圧洗浄 表面の苔・汚れを除去 5〜10年ごと 塗装(再塗装) 防水性・美観を回復。下塗り・中塗り・上塗りが基本 約10〜15年ごと 瓦の差し替え 割れや欠けた瓦を新しいものに交換 劣化箇所発見時 棟の補修 棟瓦のズレ・崩れなどを補修 築15〜20年ごろ 葺き替え セメント瓦を撤去し、新しい屋根材に交換 築30〜40年目安 カバー工法(重ね葺き) 条件によっては可能。ただし瓦は重量があるため適さない場合も多い 状況による 💡 まとめ セメント瓦は塗装メンテナンスが必要ですが、陶器瓦とは違い、塗装しないと防水性を維持できません。 築20年を超えてくると、「再塗装で延命するか」「葺き替えるか」の判断が必要になります。 足場が必要な工事が多いため、外壁塗装と一緒に行うとコストを抑えることができます。 弊社ロードリバースでは、詳細な現地調査を行い、見積り項目もできる限り細分化し、 お客様にわかりやすく写真などを使いお伝えしています。 わからないこと、不安に思うこと、質問など、お気軽にお問合せ、ご相談ください。 外壁塗装は建物の美観や耐久性を左右する重要な工事です。 適切な塗料を選ぶことで、仕上がりの品質が大きく変わります。 ロードリバースでは、詳細な現地調査を行い、お客様にわかりやすくご説明いたします。 塗料の種類についての理解を深めるお手伝いができれば幸いです。 ※ご相談・見積依頼は無料ですのでお気軽にお電話ください。 また、ショールームへご来店が難しいお客様には、 送迎も可能ですし、メールやお電話、FAXでも対応可能ですので お気軽に、その旨をお伝えくださいね。 さらに、お問合せ専用のLINE公式アカウントもございますのでお気軽にご相談ください。 河内長野ショールーム電話番号:0120-555-343 ☆ロードリバースでは河内長野市に外壁塗装・屋根塗装・屋根リフォームに関して気軽に相談ができる 「ショールーム」を完備しております♪ ロードリバース河内長野店 ショールームはこちらをクリック! ☆施工事例もぜひご覧ください♪ 施工事例集はこちらをクリック! ☆無料でご相談・診断~見積作成させていただきます♪ 無料お見積依頼・お問い合わせはこちらをクリック!外壁・屋根材塗装の豆知識